リチャード・バック:自由と飛翔の物語
リチャード・バックは、その美しい物語と深い哲学で多くの読者の心を捉えている作家です。僕が彼を知ったのとは、フランスの小説家サン・テグジュペリの作品を読んだ後、同じ飛行機乗りの作家を検索したことがきっかけでした。
作家の紹介
リチャード・バックは1936年6月23日にアメリカのイリノイ州で生まれました。元パイロットである彼は、その経験を活かして数多くの作品を執筆しています。バックの代表作には『かもめのジョナサン』、『イリュージョン』、『未来のイヴ』などがあります。
作品との出会い
バックの存在を記憶したのは、簡単に覚えやすい名前だったこともありますが、実際に作品を読むきっかけになったのは、好きだったバンド「ブランキージェットシティー」のボーカル&ギターであるベンジーこと浅井健一さんが何かのテレビ番組で『イリュージョン』について話していたことがきっかけでした。好きなアーティストの話を聞いて興味を持ち、実際に本を手に取りました。
作品のテーマとスタイル
リチャード・バックの作品は、自由、自己成長、精神的探求などのテーマが中心です。文体はシンプルでありながらも詩的で、読者をスムーズに深い思索の世界へ誘ってくれると思います。
※といいいつつも、翻訳したものを読んでいるので翻訳家によっても感じ方が違うようです。
おすすめの本
『かもめのジョナサン』
「飛ぶ歓び」「生きる歓び」を追い求め、自分の限界を突破しようとした、かもめのジョナサン。群れから追放された彼は、精神世界の重要さに気づき、見出した真実を仲間に伝える。しかし、ジョナサンが姿を消した後、残された弟子のかもめたちは、彼の神格化を始め、教えは形骸化していく……。
『イリュージョン』
この世の中は、すべて光と影とで組織された幻影さ!オンボロ複葉機に乗った救世主が米中西部の空と草原にくり広げる奇跡と冒険。世界の若者たちに真の自由の意味を問いかける現代の英雄伝説
定期的に読み返すパートナー的な存在
リチャード・バックの作品は、僕の人生観に影響を与えたモノの一つといえます。彼の作品は、自由や自己成長の大切さを教えてくれるだけでなく、読み返した際にも自身の人生を見つめ直すきっかけを与えてくれます。作中には考えさせられるような名言がちりばめられており、読んだ時の自身の状況によって感じ方も違い、読むたびに何度も発見や気づきを感じさせてくれるパートナー的な存在になっています。
きっとこの先も読み返す事があるでしょうし、オススメの本を聞かれた際には「イリュージョン」を勧めています。
もし何かのタイミングでこのブログをご覧になった方でリチャード・バックの作品をまだ読んでいない方には、ぜひ一度手に取っていただきたいオススメです。