生活の知恵(節約や投資)

ユニクロで「私服の制服化」ミニマリストな節約生活

近年、不要な持ちものを減らして自分に必要な最小限のものだけで暮らす人「ミニマリスト」がメディアなどで多く取り上げられるようになりました。

ミニマリストはいわば生活スタイルであり、節約を主としたものではないと思いますが、ミニマリストの生活様式を取り入れる事で節約に通ずる部分も多いと思います。

ミニマリストの方々は無駄なものを持たないという事で、最小限のきまった(気に入った)洋服を着まわして「私服の制服化」を実践しているそうです。

簡単に言えば、いつも同じ服装や、数パターンの決まったコーディネートの着回しです。

ちなみに僕はミニマリストではありません。部屋も雑多でミニマリスト的には不必要なものも多々ありますが、、

結果的に、長い間「私服の制服化」を実践しています。

というのも、過去にユニクロでバイトをしていた経験があり、当然ながらユニクロ製品の着用必須でした。

社割アリでしたが自費購入という事もありお金をかけたくなかったので、定番アイテムを数点購入して数パターンの決まったコーディネートを着回すだけにして、効率重視しつつの本当の意味での制服化。

1年も働いていればユニクロで年間コーディネートが完成し、気づけば私服のほとんどがユニクロになっていました。

そういった経緯もあり、かれこれ10年以上たった今でも、私服の8割、、いや9割はユニクロで、数パターンのコーディネートを着まわす「私服の制服化」を実践していますが、結果的に洋服にあまりお金をかけない生活を送る事ができています。

今回はミニマリストについても学びつつ、僕が実践しているユニクロを利用した「私服の制服化」について紹介していきます。

 

 

改めてミニマリストについて知る

ミニマリストとは何ぞやという事で、改めて紐解いてみます。

ミニマリストとは?

ミニマリストの語源は、「最小限の」という意味の「ミニマル(minimal)」から派生した造語です。

持ち物をできるだけ減らし、自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイル・マインドともいえ、ミニマリストはそれを実践する人を指します。

持たない事が基本

何を持ち何を持たないかは人それぞれですが、少ない服を制服のように着回したり、
一つの物を様々な用途に使ったり、誰かと共有したりすることで、自身が所有する物を厳選している事が共通している点といえます。

必要なものを厳選する、、その対象は物質的な物だけではありません。

ネットやSNS、、多くの情報も流通する現代社会の中では、たくさんの情報を手に入れても満たされなかったり、多くの情報に埋もれて必要な物が見えなくなったりして生きづらさを感じる人たちも増えています。

物質的な物だけでなく、情報など目に見えないモノ、内面的なモノも含めて、ありとあらゆる様々なモノが複雑に混じり溢れている現代だからこそ、自分にとって本当に大事な物を見極めて必要な物だけを取り込むことで、「楽に」「心地よく」「丁寧に」生きたいという共感も多く、ミニマリストというスタイルが広がっているようです。

 

私服の制服化について

ミニマリストついて勉強した後は本題の「私服の制服化」について

私服を制服化する事のメリット・デメリット

▼以下にメリットをあげてみました。

  • 服を買う金銭的コストが減る=節約
    私服を厳選して制服化すると、いろいろな服を買う金銭的コストが減ります。自分のベーシックな基本スタイルを確立しておけば、冬場等はアウターを組み合わせるだけで対応可能で、シーズン毎の衣替えもある程度パターン化しておけば新しいアイテムを買い足す機会が大幅に減ります。
  • 服選びの時間的コストが減る
    日々の洋服選びは意外と時間がかかっているものです。
    私服を制服化してしまえば、服を決める時間的なコストが減ります。
  • 服が減る=物が減る、部屋・収納スペースにゆとりができる
    まさにミニマリスト。
    厳選する事で服という物が減り、今まで収納していたスペースにゆとりができます。
    着なくなった服は清く処分。誰かにあげるも良し、オークション・フリマサイトで販売するのも◎

 

▼以下にデメリットをあげてみました。

  • コーディネートがワンパターン=いつも同じ服
    ファッションを楽しみたい人は、コーディネートがワンパターンになるので、飽きてしまいます。
    また、「いつも同じ服を着てる人」と思われてしまう可能性もあるので、周囲からの目が気になる人や、常にトレンドを取り入れたい人などには私服の制服化は不向きと言えます。

 

個人的はメリットの方が圧倒的で、デメリットに関しても、いつも同じ服装での飽きは分からなくもないですが、ある程度のコーディネートパターンがあれば他人の目も気になりません。

また仕事でスーツを着たり制服を着る人は、普段着の時間が圧倒的に少ないと思いますし、このデメリットは環境によったり個々の感性・価値観によるところも大きいかもしれませんね。

多分、僕自身も多感な学生時代や若い頃なら、そういった他人の目を気にしていたと思いますが、今では特に意識しなくなりました。(身だしなみは意識しますが^^;)

制服化している著名人

 

著名人ではアップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏が有名ですよね。

理由としては「仕事以外の決断の数を減らすため」との事で、効率を追求した合理的な考えです。

決断の回数を減らすことで、決断疲れが減り生産性やクオリティビティも上がるそうです。

 

制服化するのはユニクロがオススメ

結論、私服の制服化をするにあたっては気に入った服をきればよいと思います!

が!あえて!

僕がオススメするのはユニクロです。

皆さんご存じのファストファッションの雄!商品ラインナップも幅広くコスパも良し!!制服化するにはうってつけだと思います。

加えてデザインが「ベーシック」という事も大切なポイントで、幅広く着回す事ができると思います。

ちなみにベーシックで近しいところでは「無印」同じファストファッションでもファッション性でいえば「H&M」「ZARA」等の他ブランドの方が幅広い気がするので、それらでも全然アリだと思いますが、、、オススメする理由としては、冒頭でお伝えした通り僕自身が過去に働いていたという事と、現在もユニクロを愛用しているという点が一番大きいと言えます^^;

※ちなみにGUはあまり利用していません^^;

ユニクロの特徴

▼以下は僕が思うユニクロの特徴です。

  • ベーシックデザインで着回ししやすい
    ベーシックデザインの定義は諸説ありますが、ベーシック=普遍的でシンプルなデザインのアイテムはトレンドに左右されずに長く着用できますし、着こなし・着回しの幅が広く使い勝手抜群です。
    また、ユニクロは商品もマイナーチェンジも随時行っているのでベーシックの中にも程よくトレンドを取り入れたデザインのアイテムも豊富です。
  • 品揃えが豊富で何でもそろう
    ベーシックデザインとも重なる点ですが、年齢・性別問わずにインナーからアウターまで色・柄・サイズと豊富な商品展開。近年ではスーツもラインナップでカジュアルだけでなくビジネスまで関連小物も含めユニクロにいけばなんでも揃います。
  • 品質・機能性が高い(必要十分)
    一昔前はユニクロの品質にネガティブな印象を持つ人もいましたが、現在のユニクロ製品の生地・縫製等のレベルは非常に高いといえます。他ブランドの同価格帯、またそれ以上の商品と比べても抜きんでていますし、日常衣料としての耐久性も申し分ありません。
    これは大手だからこそのスケールメリットでなせる技です。量産服と揶揄する人もいますが、逆をいえば圧倒的な量産服だからこそ高品質のよいもの適正価格で幅広く展開できるといえます。
    また機能性に関してもヒートテックに代表されるように「東レ」といった一流の繊維メーカーとガッツリ組んで高機能なアイテムを提供してくれています。
  • リーズナブルな適正価格でコスパ◎
    一部アイテムは単純な価格という点では、過去と比べると上昇傾向な側面もありますが、販売価格における品質や機能性を考えると、非常にコスパも高くリーズナブルなバリュー価格だと思います。
    アパレル関係に従事している方で仕入れやモノづくりに携わっている方には周知の事実だと思います。

 

補足が厚めになってしまいましたが、ユニクロの特徴に関してココだけでは伝えきれない程のボリュームがあります。

僕自身が衣料品メーカー(いわゆる中小企業ですが)で働いていた事もあるので、消費者目線だけでなく企業目線からもユニクロについて学ぶ機会がありました。

※当然、バイト時代にもユニクロの強みやビジネスモデルについて学ぶ機会もありましたが、より深く刺さったというか、知ろうとしたのは社会人になってからです。

圧倒的に規模は違いましたが、まがりなりにも同業界にいたからこそ、ユニクロの凄さも分かりますし、現在の躍進に至るその背景を知れば知るほどユニクロに対してある種の畏怖の念を抱いてしまいます。

昔、セレクトショップ系の販売員さんが「ユニクロは所詮大量生産で商品の背景(ストーリー)が感じられずに魅力が無い」的な発言でディスっているのを耳にした事がありましたが、アパレル製品を工業製品と考えた場合、ユニクロの経営戦略や企業努力、モノづくりのコダワリ等々を知れば、商品の計画⇒生産⇒完成して売場に出るまでの過程の中にも、しっかりと「プロジェクトX的」な背景(ストーリー)を感じる事ができます。

 

アパレルメーカーとしてユニクロを見た場合の最大の特徴はSPA(製造小売業)にあります。

※SPAとは、商品企画・生産・物流・販売までを自社で一貫して行うビジネスモデルです。

ユニクロはSPAを他社に先駆けて確立して飛躍的に成長してきたからこそ、今回紹介したような特徴 = 品質・機能性も高いベーシックアイテムを幅広くリーズナブルな価格で展開する事ができるのです。

・・・・おっと!

気づけば「制服化」から話がドンドンとそれているので、ユニクロについての諸々はこの辺にしておきます^^;

 

 

また別途、アパレル業界に関する思い出コラムも書こうと思います。

個人的なオススメ&着用アイテム

主に以下のユニクロアイテムの組み合わせでコーディネートのバリエーションを持たせつつ制服化しています。

  • Tシャツ
    ドライカラークルーネックT
  • ポロシャツ
    ドライカノコ
  • シャツ
    オックスフォードシャツ
    エクストラファインコットンブロードチェックシャツ
    プレミアムリネンシャツ
  • パーカー
    プルパーカー
    フルジップパーカー
  • ニット・セーター
    エクストラファインメリノクルーネックセーター
  • ボトムス
    ウルトラストレッチ スキニーフィットカラージーンズ
    ウルトラストレッチ スキニーフィットジーンズ
  • アウター
    プレミアムダウンライトダウン
    シームレスダウンパーカ

一部アイテムは色違い複数アリ&ヒートテック含むインナーは割愛しましたが、各アイテムは古くなり痛みなどあれば買い換えて交代していってます。

また、上記に加えてシャツ・ジャケット・コート・小物等でユニクロ以外のアイテムも組み合わせています。

一応、自分なりに季節やTPOに応じてパターンは決まっているのですが、、、

改めて書き出したものをミニマリスト的な視点で見ると、結構無駄が多く見えるというか、、、かなりそぎ落とせそうですね^^;

制服化というにはまだ少し早かったかもしれません><

 

まとめ

このブログは副業や節約の情報も発信していますが、今よりゆとりある生活を目指す為に、副業で収益をあげる事も重要ですが、同じように生活コスト含む支出を減らす事も非常に大切だと思います。

そういった節約的な観点からも、ミニマリストの生活様式から学べる事は多くあります。

紹介した「私服の制服化」に関しても節約メリットはもちろん!時間・スペースの効率化という点でもとても合理的な取り組みだと思います。

僕自身も今一度の制服化をブラッシュアップしようと思いましたし、それ以外にも無理のない範囲でミニマリストの生活用式を取り入れていこうと思いました。

このブログをご覧の皆さんも、まずは「私服の制服化」を始めてみて、お金と時間のゆとりを増やしてみるのもアリかもしれません。

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